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2023年07月14日

【石垣島】平和祈願祀り「ぬつぃがふ たぼーらる」6/23

 石垣島の山里節子さんから「慰霊の日」の集まりのお誘いをいただいて、久しぶりに飛行機に乗りました。

 「慰霊の日」は、戦争マラリア犠牲者の追悼式に参列してから、平和祈願祀り「ぬつぃがふー たぼーらる」に参加しました。節子さんにも、レジェンドの大田静男さんにもお会いできて、とても嬉しかったです。

【石垣島】平和祈願祀り「ぬつぃがふ たぼーらる」6/23

【石垣島】平和祈願祀り「ぬつぃがふ たぼーらる」6/23

 八重山では、戦争中、マラリア有病地帯とわかっていたのに、軍の命令で民間人が山間部に避難させられて、たくさんの人が命を落としました。節子さんのお母さんも、その一人です。

 波照間島の人たちは、陸軍中野学校出身の軍人の命令で、西表島のマラリア有病地帯に強制移住させられ、三人に一人がマラリアで亡くなりました。家畜は処分されて、日本兵の食料になったそうです。追悼式では、波照間の子どもたちをテーマにした「星になった子どもたち」という歌が流れました。つらい歌詞で、ぼくは言葉につまって歌えませんでした。そばにいたおばあさんが、「歌えないさー」と、涙ぐんでいました。

 ぼくは2018年に、山里節子さんのお誘いで、初めて石垣島を訪れました。石垣島の姿は変わり続けていますが、節子さんの平和への思いは、受け継がれていってほしいです。

 石垣島のことはずっと書きたかったのですが、那覇に帰ってからコロナを発症して、寝込んでいました。おじいちゃんもコロナにかかり、高熱で朦朧としていたのに、どこも満床で、救急車で搬送するまで1時間以上かかりました。入院できなかったら危なかったと思います。沖縄の感染状況は、とても厳しいです。医療崩壊は、命に直結することを感じました。

 戦争マラリアは、強制移住という人災で、病人は山の中で手当を受けられませんでした。ご遺族のお気持ちを思うと、いたたまれないです。戦争も疫病も、立場の弱い人たちから命を奪われます。どんな人も、安心して暮らせる世の中であることを祈っています。

いんやく  りお (大浜公民館/石垣市)


望月衣塑子さんが取材にいらしていました!

【石垣島】平和祈願祀り「ぬつぃがふ たぼーらる」6/23




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