2024年10月24日
琉球新報「ティータイム」に掲載されました 10/24
Jakarta-Japan Festivalの思い出が琉球新報に掲載されました。JJM2024 のステージ、最高でした。うーまくーエイサーしんかインドネシアのみんな、Terima kasih!
「文化の力で示す沖縄の存在感」
インドネシア最大の日本フェスティバル「ジャカルタ・日本まつり」(9月14-15日、来場2万5000人)に、ぼくは「うーまくーエイサーしんかインドネシア」と出演した。うーまくーはメンバー全員インドネシア人、創立22年の創作エイサー団体だ。
ぼくのオリジナル曲「ガルーダ琉球」が流れると観衆が波のように踊り出し、ぼくは会場いっぱいのコールに包まれて「ほんものの祭りが始まった!」と鳥肌が立った。あまりの盛り上がりにフィナーレでアンコールがかかり、終演後は多くの人に「きみの楽曲はインドネシアの魂を歌っている」と声をかけられた。
インドネシアは約6000の有人島と700以上の言語から成り立つ。世界最大のイスラム人口を有しつつ、キリスト教、ヒンズー教、仏教、儒教も信仰される。ヒンズー教の神「ガルーダ」は、多様性の中の統一を目指すインドネシアのシンボルだ。格差や対立という社会問題に対して多文化共生を掲げるインドネシアは、人類の希望を抱く宝箱だと思う。
ぼくは「ガルーダ琉球」で、万国津梁の鐘の碑文から「琉球国は蓬莱島なり 南の国の景勝地にて 宝は十方刹に満つ」と口説を歌った。三線に合わせてインドネシアの人たちが踊ると、会場には沖縄の風が吹いた。それは「ジャカルタ・日本まつり」を、沖縄が乗っとった瞬間だった。
沖縄は文化の力で、沖縄の存在感を示すことができる。ぼくの心には、豊かさをもたらす海の道が、はっきりと浮かぶ。ぼくはその確信を旅の土産として、沖縄の友達に伝えたい。
JJMについて、他の記事はこちら
琉球新報 / 2024年10月22日
じゃかるた新聞(特集の一部) / 2024年9月17日
いんやく りお
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