ギターは、Taylor を大学そばのギターセンターで借りました。とても響きがよかったです。ギターセンターは日本から電話で予約できました。
授業は、Fretboard Harmony, Ensemble, Clinic があって、そのたびに教室を移動します。校舎が離れているので、けっこう歩きました。
バークリーの先生は優しくて、生徒のよいところを伸ばそうとしている感じがしました。
いちばん楽しかったのは、Ensemble です。とてもあたたかい雰囲気でした。ひとりひとりソロを回して、フレーズを弾いていきました。
「きみのギターソロすてきだね」と言ってもらって、嬉しかったです。ぼくのギターは沖縄音楽の特徴があるみたいです。「変わった scale だね」と言われたので、「Ryukyu pentatonic scale!」と答えました。
Fretboard Harmonyは、資料をもらって解説を聞きながら、実際に演奏していきました。ひとりひとり弾いてアドバイスをもらいました。実技と同時なので、わかりやすかったです。
Fretboard Harmony と Ensemble は、少人数の授業でしたが、Clinic は大きなホールで、先生の実演やスライドを見ながらの授業です。英語がわかって知識がないと、ついていくのは難しいと感じました。
夜は、バークリーの先生やゲストアーティストのコンサートや、Jam session がありました。ぼくは時差ボケが残って、夕方には怠くなってしまい、参加できませんでした。これから留学する人は、ボストンに早めに到着して、体のリズムをととのえるといいかもしれません。
友達に「セッションしよう」と誘われることもありました。ギターのレベルはすごく高くて、世界のレベルはすごいな!と思いました。
"Sorry, I can't speak English" というと、"It's OK. I can't speak Japanese, either!" と言ってくれました。音楽があれば、言葉はなくてもコミュニケーションできると感じました。でも、ずっと英語の中で過ごすのは、かなり大変でした。
バークリー音楽大学のそばは、治安がよくて、夜もふつうに歩けます。地下鉄で少し先にいったところで発砲事件がありましたが、ぼくは怖い思いはしませんでした。
食事は、メニューにボウル(どんぶり)のあるレストランや、中華料理、韓国料理のレストランがあって助かりました。バークリーにも、ビュッフェ式の学生食堂があります。おいしかったです。
さいごの日は、修了コンサートに出演しました。動画はぼくのソロの部分です。
修了コンサートが始まったときに、日本時間で8月18日の0時になり、「お誕生日おめでとう」のメッセージが届き始めました。アメリカでは16歳さいごの日、日本では17歳さいしょの日に、バークリーでコンサートができて、最高の誕生日になりました。
お祝いしてくれた皆さん、どうもありがとうございました。
ボストンはとてもきれいな街です。ストリートライブの様子は、別にアップロードします。
いんやく りお (ボストン/アメリカ)