三線大学で三線を製作しました 6/28-30
琉球古典音楽を始めて、本皮の三線がほしくなりました。
先生に貸していただいていたけど、自分の本皮の三線もほしいし、三線の構造も知りたかったので、製作することにしました。
ぼくは真壁型を選びました。黒檀を削って、棹の形に整えました。全体的に同じように削っていくのは、とても難しかったです。
黒檀はとても硬くて、年月を重ねた木の重みを感じました。
黒檀から三線の棹が現れる瞬間に立ち会えて、面白かったです。
カラクイは、棹の穴にさして確認しながら削りました。回しながら平等に削るのは、集中が必要でした。三本とも成功しました!
歌口の絃を通す溝は、職人さんが削ってくれました。歌口は三線の音色を決めると、教えてもらいました。チーガの穴を調整する作業も、間近で見せてもらいました。
絃を張ってすぐ、オリジナル曲「暁口説」を弾きました。いい音で鳴ってくれました。ぼくの本皮三線の歴史は「暁口説」から始まりました!
棹の木目がきれいだったので、スンチー塗りをお願いしました。完成が楽しみです。
職人さんの技をそばで見て、すごいなあと思いました。丁寧に指導してくださって、どうもありがとうございました。
3日間、朝から夕方まで集中しなければならなかったけれど、とても楽しかったです。次はユナーを作りたいです。
いんやく りお (沖縄県三線製作事業協同組合/那覇市)
関連記事